30年前施工の排水配管

30年程前に弊社で家を建てさせていただいたお客様(名古屋市某所)より配水管がやたら詰まるとのお話がありまして弊社の協力業者の水道屋さんとお伺いいたしました。

弊社へのご依頼の前に詰まり抜き専門の業者さんや他の水道工事業者さんへも相談、施工をされていた様なのですが、最近詰まる頻度が増えてしまったため、根本的な解決をご希望されていました。

幸いな事にお客様は契約時の図面関係を一式保存されており排水経路がそこからおおよそ判断できたため、通例一定間隔又は折れ点にある掃除口(枡を含む)を確認していくと・・・・

本来そこにないといけない掃除口の蓋が二つほど見当たらない(-.-)

仕方なく大体の位置を予想して棒でつつくと・・・埋まってました、、、

建物完成後庭を作庭する時に埋ってしまったようで、場所もあってか忘れられてしまっていたようです。

 

さて、三枚目の写真の掃除口を開けてみると・・・お見せできない光景が・・・

まぁ、しっかりと詰まっておりました・・・

(過去に施工した詰まり抜き業者さんがこの辺りで詰まっていると話していた様です)

まずは溜まっている物を水で押し流してみると、ゆっくりではありますが流れます。

ある程度流れたところで詰まりの原因を確認したところ、、、木の根っこでした。。。

30年ほど前の排水配管は真っ直ぐの所は今も使っている樹脂系の材料を使いましたが、曲り部分でコンクリート製の材料をよく使用していました。その接続部分が経年劣化で隙間ができてしまい、近くの樹木が栄養豊(?)な水分を求めて入り込み、こうなってしまった様です。

根っこを取り除き、この下流部分に溜まっているモノを高圧洗浄機で流してしまうと普通の流れに戻りました。

根っこはまたすぐに伸びると思われましたので枡の取り換えをして根っこが入りにくい状況にして工事完了です。

詰まり抜きの予定が意外と大工事となってしまいましたが、根本的な原因は排除できたのではないでしょうか。

排水枡や掃除口にコンクリート蓋が使われている方は一度点検してみてください。